骨董物語

その壱 「竜」
清朝中期の高位の人が着たローブの袖口


清朝中期の高位の人が着たローブの袖口


 金糸を多用して豪奢な刺繍を施したこの布は、清朝中期の皇帝かそれに準じる高位の人が着たローブの袖口部分である。二枚をはぎ合わせ、別の布を周囲に巡らせてまとめたものだ。欧米人はこのように古い美しい衣服を美術品として尊重し、室内装飾にうまく活用している。

清朝中期の高位の人が着たローブの袖口

NEXT

TOP