骨董物語
その壱 「竜」
清朝後期の皇后のローブの裾
清朝後期の皇后のローブの裾の部分である。清朝が滅亡に瀕していた頃、リストラされた宦官が宮廷の物をいろいろ持ち出して外人に密かに売り付けた。その中にあった皇后のローブが海を渡り、イギリスで切り売りされ、それを買って額装した一人がカナダに移住し、その死後に骨董屋に売られた額を私が見つけ、日本に持ち帰ったわけである。
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