1955 | 3月30日生まれ 北海道旭川出身 現在東京都世田谷区在住。浪人時代に投稿した漫画が入賞したことをきっかけに、コミック界に。`76年、上京して手塚治虫氏に師事 |
1977 | 独立。週刊ジャンプ 集英社誌上にて『Space Adventure コブラ』を発表。宇宙を駆け巡る正統派海賊・コブラを主人公にしたハードボイルドSFアクションはそのサイバーキャラクター設定とストーリー進行の巧みさでティーン・エイジャーを中心に爆発的人気となり、連載は以後7年間続く。単行本の売り上げは現在までに2000万部突破 |
1982 | テレビ用アニメション・シリーズ『スペースコブラ』が放映される。以後、劇場版も制作・公開される。 |
1985 | 週刊ジャンプ誌上『Black Knight バット』の巻頭カラーをCGで発表し、話題となる。PC−98ベースに、1000万円を投入して独自構築したシステムによる先鋭的なクリエイティブは、CG業界からも注目された。 |
1986 | 『鴉天狗カブト』(月刊フレッシュジャンプ 集英社)を連載。 |
1987 | 12月、株式会社寺沢プロダクション設立。代表取締役社長に就任。 『Midnight Eye ゴクウ』(スコラ コミックバーガー)連載開始。 |
1988 |
2月 イラスト集『COBRA GIRLS』(集英社)を発表。 8月 『鴉天狗カブト』の単行本が集英社より発売される。 11月 香港へ取材旅行。トニー・ウォン(漫画家)、ジャッキー・チェンらと友好を深める。 |
1989 |
1月、オリジナルビデオ『Midnight Eye ゴクウ』発表。監督/川尻義昭、脚本/寺沢武一、中西隆三。
3月、PCエンジンCD−ROM対応ソフト『コブラ 黒龍王の伝説』をハドソンから発表。原画に忠実なグラフィック、CDサウンドのリアルな効果音、山田康雄ほか豪華声優陣によるセリフ・・・などなど、大容量ならではの内容が各界をアッといわせ、ROM本体の普及に大いに貢献することになる。またこの作品はその後のCD−ROMアドベンチャーゲームに多大なる影響を与え、ハドソンの打ち出した「デジタルコミック」路線の先駆けとなる。 12月、『Midnight Eye ゴクウ2』発表。監督/川尻義昭、脚本/寺沢武一。 |
1990 |
2月、第一回夕張国際ファンタスティック映画祭にゲスト参加。記念ポスター、夕張メロンワイン、テレフォンカードなどにオリジナル・イラストが使用された。 3月 『Black Knight バット』豪華版でスコラより発売される。 5月、ジャニーズ事務所所属のアイドル・グループ『忍者』のデビュー・シングル用コスチュームをデザイン。 フランスのアニメ映画監督ルネ・ラルーと会談。 7月より、NHK衛星放送で『鴉天狗カブト』シリーズ放映。 、動画CGをフィーチャーしたコマーシャル・フィルム(松下興産・企業CMなど)を手掛ける。 |
1991 |
1月 フランス アングレーム国際コミック・サロンに日本を代表する漫画家として招聘される。田中政志、谷口ジロー、呉智英(評論家)も参加。メビウス、チト、ジョドロフスキーなど、ヨーロッパの作家との会談を行う。
2月 『三国志2にもっと強くなるビデオ』(光栄)にゲスト出演。 6月 PCエンジンCD−ROM対応ソフト『COBRA2 伝説の男』をハドソンから発表。原作者としてのみならず3000枚にも及ぶ絵コンテとシナリオをすべて自身で描き下ろす。前作を数段超えたアニメーション表現が全編に満ち、また音楽に矢壁アツノブ、声優には再び山田康雄を起用し、多くのゲーム・マニアにも絶賛せれ、大ヒットを記録。また、この作品はアメリカのコミック・コンベンションでも発表され、公表を博した。(日本語版で出展されたにも関わらず、会場でエンディングまでクリアしてしまうほど熱中したアメリカ人が6名もいたという) 6月30日、『コブラ』のテレビ・シリーズおよび劇場版のビデオ・レーザーディスク化決定。新宿で 『寺沢武一ワールドへの誘い』。動員1000名。 6月 イラスト集『GOKU Moonlight Scope』がスコラより発売される。 7月 金沢で開催された日本SF大会に参加。 8月 アメリカ サンディエゴ・コミック・コンベンションに参加。デジタルコミックとしての『COBRA 2』を発表。 8月24日、NECクレフ秋葉原にて、マイク・セインツ、ジョン・スパークスとトーク・ライブ。 |
1992 |
オリジナル・ビデオ・アニメ『鴉天狗カブト』を発表。監督・脚本・原作/寺沢武一
6月1日、アメリカ カリフォルニア集サンノゼの『アニメエキスポ』に招聘される。 8月12日、サンディエゴ・コミック・コンベンションに参加。オリジナル・ビデオ・アニメ『鴉天狗カブト』の上映試写会を行う。 8月、日本SF大会のハマコンに参加。 夏、『鴉天狗カブト』のオリジナル絵コンテ集、『Space Adventureコブラ』『鴉天狗カブト』のオリジナルTシャツ、バンダナなど発売。 9月22日、マシュー・スィートと対談。『Space Adventure コブラ』のアニメーションを使ったマシューの新曲『ガール・フレンド』(1990)はカリフォルニアのカレッジ・チャートの1位になる。 『コブラ』のジグソーパズル発売(やのまん)。『Midnight Eye ゴクウ』の英語版発売。(VIZ COMMUNICATIONS) 日本初のマッキントッシュ・グラフィックス漫画『武ーTAKERU』に着手する。 |
1993 |
5月、スペイン・バルセロナ・コミック展に招聘される。そのほかの参加作家は、池上遼一、田中政志、谷口ジロー、丸尾末広、稲田隆紀、三条陸、大友克洋、塚本晋也など。 7月 香港最大のブックフェア『書展』に招聘される。『Midnight Eye ゴクウ』『武ーTAKERU』香港で出版。 Photoshopなどを駆使し、モニター上で作品構成されたオールカラー作品『武ーTAKERU』の単行本がスコラより発売される。 |
1994 |
1月 イギリスBBCの特別番組『MANGA』に宮崎駿、大友克洋と共にゲスト出演。
2月 CD−ROM『漫画マック博覧会』に参加。参加作家は、雨宮慶太、いがらしみきお、いしかわじゅん、井上紀良、雨月衣、内田春菊、加藤雅基、叶精作、菊地通隆、麻宮騎亜、木原庸佐、玖保キリコ、佐伯かよの、猿渡哲也、新谷かおる、須賀原洋行、永井豪、福地泡介、藤原カムイ、星里もちる、ミトミミチノリ、モンキー・パンチ、弓月光、山口まさかず、唯登詩樹、よしまさこ、六田登。 3月 『武ーTAKERU』第2巻スコラより刊行。タイで出版。 4月 3DO版『武ーTAKERU』発表(ファン・プロジェクト)発売。 |
1995 |
コンピュータで制作されたオールカラー・マンガ『コブラ・ザ・サイコガン』を発表。
10月 ベルギー デュルブイ市名誉市民章授与。 |
1995 |
コンピュータで制作されたオールカラー・マンガ『コブラ・ザ・サイコガン』を発表。
10月 ベルギー デュルブイ市名誉市民章授与。 |
1996 |
7月 世界発のオンライン週刊連載マンガ「BAT」連載開始。
ほぼ同時期にオフィシャル・ホームページ開設。 |
1997 |
3月 香港にて「寺沢武一 マンガとマルチメディア展」開催。 9月 PC版「Black Knight バット」(ソフトバンク)、イメージソングCD(コロムビア) 発売。 10月 ドイツ・ケルン市「マンガとマルチメディアから見た日本文化」 コンファレンス参加。 11月 アメリカ ラスベガス 「InPAC'97」に参加。 |