*** you be you ***

今日は朝からテレビを前に、本を読んだ。(なんちゅう「ながら族」!)
CSでジャッキー・チェンの特番をやっていて、アクション・スタントの舞台裏のような内容だったのだけれど、とにかくジャッキーがすごい。
鍛えてるし、へこたれないし、チャレンジャーだし。

私は96年くらいに、彼のスタジオを訪問したことがある。
ちょうど「ミラクル」という映画を撮影中で、そのときのジャッキーは(深夜だったせいか)疲労困憊の顔つきで、神経がぴりぴり張り詰めていて、テレビで観るジャッキーとは別人のように見えた。
それでもカメラをのぞかせてくれたし、一緒に記念撮影もしてくれた。
そんな気づかいも彼の魅力だと思った。

特番の終わりに、彼は言った。

「これはジャッキー・チェンのスタイルだ。
たいせつなことは優秀であることではなく、個性的であることだ。次には君のスタイルを見せてもらうよ」

私はひどく感動した。

そして、夜。
別の番組で、トム・ハンクスのインタビューを放映していた。
アクター・スクールで、俳優の卵たちの前でスターが語るシリーズ番組だ。
そこで彼は、「(アカデミー受賞の経験をもつ)トップスターである条件は何か」という質問に「忍、のひとことだ」と答えた。

俳優であっても仕事がないときはとてもつらい。
そんなときでも、自分が選んだ仕事なのだから、忍耐を持って、チャンスを待つしかない、と。スターの座についても、形がかわった「忍耐」が一生ついてまわる。だからこそ、「プロであれ」と言った。
「最終的に評価されるのは、芸術家としての俳優ではなく、プロとしての俳優なのだから」

今日はほんとうにいい話を聞いちゃったなあ。

ついでに。
読んでいた本は「スモールビジネスマネジメント」と「ファンキービジネス」の2冊。
これは、これまで私が講演してきた内容とことごとく同じことが書いてあって、まるでネタ本みたいでちょっとイヤなんだけど、とにかく新しいビジネス本。
両方の作家が言っていることは(そして私も言い続けてきたことは)

ユニークであること。
ブランド・ステイタスを持つこと。
エキスパートになること。

そして、you be you。
つまり、自分らしくあること。

ステキな人たちのステキな言葉に出会えて、今日は大満足の1日。


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